STEREO CLUB TOKYO

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チョット不安なレリーズソケット

 リアリストには他のステレオカメラとは違い、スローシャッターが充実している上にバルブとタイムの両方があるから、三脚に据えて夜景撮影に使うと便利だ。意外に知られていないが、スローシャッターが充実しているステレオカメラは少ない。スローシャッターではブレ防止のためにケーブルレリーズは必需品になる。レリーズはシャッターボタンのそばにあるソケットを使うのだが、よく見るとネジがストレートに切ってある。市販されているレリーズのネジはタケノコ型になったテーパーネジだからちょっと合わないように見える。でも、実際に取りつけてみるとネジの最大径が同じだからなんとかなっちゃうのだ。でもムリは禁物。力一杯ねじ込むと、カメラ側のネジ山をつぶしてしまう恐れがある。もし、つぶれちゃったら?・・・知らない。
 まあ、あんまり怖がることもないのだけれど、どうしても心配な人は昔のレリーズを手に入れるのも一つの方法だ。ネジ部分がストレートに切ってあるレリーズが中古マーケットにたまに出ることがある。それもどうかと思う人には、レリーズを使わないで撮影する方法もある。比較的長時間の露出になるけど、シャッターをタイムにして黒い帽子か何かでレンズを覆っておいてシャッターを切る。帽子の開閉で露出をして、再びレンズを帽子で覆っている間にもう一回シャッターボタンを押してシャッターを閉じる。レリーズを忘れた時にも使える方法です。
 さて、リアリストにはセルフタイマーがないから、自分が写った記念写真なんかを撮る時には後付けのレリーズタイマーを付ける必要がある。これは今でも現行品が発売されている。でも、やっぱりネジはタケノコ。取り付ける時にはシャッターストロークをよく調整しておかないと、ネジの部分に強い力がかかるから注意してね。

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投稿者 sekiguchi : 2005年04月24日 23:40


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