STEREO CLUB TOKYO

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水準器

 ステレオ撮影をするときは水平にすること。と、よく言われる。立体視するには水平にすることが大事なんです。と説明されることもある。コダックステレオとか、ステレオVivid、ビューマスターパーソナルなんかにはビューファインダーで確認できる水準器を内蔵しているものもある。でも、本当に水平にして撮らなきゃいけないんだろうか?
 水準器を内蔵しているそのほかのカメラといえば、レンズがスイングするパノラマカメラがある。これは、左右を水平にするだけではなく、俯仰角の水平も確認できる水準器が付いている。なぜかといえば、この方式のカメラは画面が大きく歪むので、水平から外れると写真の雰囲気がまったく変わってしまう。たとえば、カメラを水平にして風景を撮ると、地平線が直線に記録されるので違和感が無い。しかし、カメラを上に向けると地平線が凸形に変形するし、下を向けると逆にへこむ。作画を意識して歪ませるものオモシロイが、そうでないならば厳密に水平にせねばならぬ。ビューファインダーだけではこの「厳密に」というところが難しいので水準器が内蔵されている、というわけだ。
 ステレオでは、わざわざカメラを傾けて撮ることは少ないだろう。画面が傾いても画面が歪むわけではないし、少しぐらい水平じゃなくても不自然に見えるわけではない。そんなわけで、僕は水準器が付いていようといまいと完全に無視して使っている。でも、初めのころは水平にして撮らなければイケナイんじゃないかと思い、リアリスト用に売られていた後付の水準器をebayで購入したことがある。純正のものではなく、後発のアイデア商品だ。取り付けてみると、ビューファインダーの画面が大きく狭まって見えづらいことこの上ない。こんなものイラナイ。もっといいものができるはず、とバラバラにしてみたが、水準器の必要がないことがわかったので今もバラバラのままだ。

竹林.jpg
△撮影したときと同じに、見上げる姿勢でビュアーを覗くと臨場感が出る。

投稿者 sekiguchi : 2010年06月29日 10:00


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