STEREO CLUB TOKYO

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ビュアーのお尻

 各種バックライトビュアーの筐体は、どれもモナカのように上下が分割されて、乾電池や豆電球の交換、メンテナンスができるようになっている。これをよく見ると、お尻の方に切り欠きがあるものが。はじめは気にもしていなかったのだけど、レッドボタンビュアーに切り欠きの穴が開いている。TDCビュアーにも切り欠きの穴が開いている。おや、デルタステレオビュアーにはないね。
 この切り欠き穴、なんだろう。製造時に樹脂を流すときの金型の入り口かな、とか、上下がくっついちゃったときにドライバーを突っ込んでひねる穴かな、とか。ろくな理由じゃないね。そんな理由じゃなく、もしかして何かのアタッチメントを取り付けるのでは?
 ちょうど電気のコードが通る大きさの穴だから、乾電池ではなくACアダプターのようなものが用意されていて、そのための穴なんじゃないか。そんなACアダプターがあったならebayのステレオカテゴリーを監視していれば何かが引っかかるはず。そう思って長らく監視したが、専用のものは出てこなかった。個人が勝手に工夫して取り付けたACアダプターは確かにあるみたいですが。
 そういうものがあるなら自分でもやってみようと思ったのが、ちょっと容量の大きなACアダプターにワニグチクリップを取り付けたもの。これについてはレッドボタンの改造として過去ログに記載したものがありますのでそちらを参照してください。
 この他にもをよく観察すると、三脚ねじ穴が付いている。ねじ穴部品は真鍮の削りだしパーツで美しく金色に輝いている。熱硬化性のベークライト樹脂の中に成型と同時に埋め込まれたもの。はて、なんで三脚に取り付けられるようになっているのか。
 発売当事もそのように使っていたかわからないけど。このねじ穴に小さな三脚をセットします。これをテーブルに置き、覗きやすいように三脚雲台の確度を調節すると、すごく使いやすくなる。据え置き型のビュアーに変身だ。ただ、覗き込んでいる間、バックライトのボタンを押し続けなければならないところがわずらわしい。そんなのも電源コードを工夫すればいいハナシなんですけどね。


投稿者 J_Sekiguchi : 2016年07月28日 10:00


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