STEREO CLUB TOKYO

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緊急入電!製造停止!

 ここは前線に位置するリアリスト部隊である。戦闘に必要な物資は補給部隊の支援を得なければならない。
伍長:隊長殿、そろそろマウントを補給しないと備蓄が枯渇してしまいます。あと200ほどしかありません。
軍曹:よし、いつものように海外通販で購入したまえ。今回は2箱、2500枚を船便で輸送させよう。
伍長:了解!・・・隊長殿!海外通販のサイトに物品が出ていません!まさか・・・
軍曹:慌てるな。先方に状況確認をするのだ。メールだ。緊急打電したまえ。
伍長:返信が来ました。読みます。「セイゾウガイシャ、トウサン。キカイフルク、セイゾウサイカイノメドナシ」
 何だって!?・・・隊長の脳裏にあった一抹の不安が、いま現実になったことを知らせる電流が走った。
とうとう来たか。それにしても早かったな。いつかは来ると思っていたよ。最近補給されるマウントときたら窓の切り口に毛羽立ちがあったからな。だからマウントのたびに窓の毛羽立ちをサンドペーパーで除去していたんだ。あれは明らかに打ち抜き型のパンチがすり減っている証拠だった。マウントの製造部隊は疲弊していたに違いない。
 思えば、8年前は紙マウントの接着部分が濃いグリーンで遮光の点でも優れ、窓もきれいに切られた使いやすいものだった。それがいつの間にか接着部分が水色になり、角窓の切り口に毛羽立ちが目立つようになり、そして送られてくるものが長く在庫していたような感じのものになっていった。それでも、このマウントが無いと困る。在庫を確保しなければ。
伍長:隊長殿、どこも在庫が無いようです。1カ所だけ在庫を持っていましたが、価格が高騰しています。
 ううむ。高値でわずかな在庫を掴んでもこの前線の維持は続かない。やはり自前の工廠が必要か。
(次回作戦行動を待て)

B05.JPG
△1250枚入 リアリストマウントの箱の表示

投稿者 sekiguchi : 2009年08月28日 23:04


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