STEREO CLUB TOKYO

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新型マウント・大地に立つ

 再び、ここは前線に立つリアリスト部隊である。備蓄のマウントは日々少なくなっている。
伍長:隊長殿、補給部隊から新しいマウントが届きました。輸入品ではなく、新たに作ったそうです。
軍曹:おお!成功したのか。それにしても・・・今度のはずいぶんと変わった形をしているな。
伍長:糊で貼り合わせるマウントですから、作業性を考慮してノリシロを分割したそうです。
軍曹:4辺を内側に折り込むのか。これなら面がフラットになるな。材料は事務用品の個別ホルダーか?
伍長:はい。厚い材料をカットするため、窓のところはカッターを3回走らせて切り抜いています。
軍曹:ということは、当初の設備で加工が成功したんだな。
伍長:設備投資の費用も含めて、1枚あたり9円のコストだそうです。この程度なら気軽に使えます。
軍曹:これで近接用、ヨーロピアン用も含めて自由に作ることができるのは心強い。作戦は成功だ!
 こうしてリアリスト防衛軍は戦略物資を自ら作り出すことに成功した。今回の成功の最大の鍵は、クラフトロボで厚紙を切断する工夫ができたことにある。カット線を往復させると厚い紙もカットできることが研究の結果わかったのである。A4サイズの事務用品は大量に作られているため、探せば安価なものが手に入るし、供給も安定している。糊は試作結果でウレタン系のコクヨ・パワープリットか、PVP系ならトンボ鉛筆のピットハイパワーがよい。近年の糊は、接着剤と呼んだほうが相応しいほど新しい技術が導入されている。このほかにも数々の工夫を盛り込んでマウント加工の体制を確立した。幾多の困難が立ちはだかろうとも、微かに光るインスピレーションを大切にすれば解決することができるのだ。
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投稿者 sekiguchi : 2009年09月06日 13:35


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