STEREO CLUB TOKYO

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鉱物の世界

 水晶の結晶のような、透明で規則正しい形をした鉱物が地中で作られた、というのはなんとも不思議なものである。地面を構成しているのは地味な石ころや砂ばかりだが、これらも美しい鉱物たちも、組成の成り立ちは同じようなものである。地殻を構成する元素が、何らかのプロセスを経て結晶の形になったものが美しい鉱物として現れる。
 特に硬いものは磨かれ、宝石として扱われるが、その原石とか、宝石としては扱われない鉱物を目にすることは少ないかもしれない。鉱物を扱っている店というのもあるが、扱う種類が多くはないし、特にきれいなものだけ売っているので高価である。
 そんな中、毎年新宿で開催されるミネラルフェアというのがあり、ここに行くとその規模に圧倒される。国内外から多くのディラーが集まり、鉱物、化石、隕石などなどが展示販売されている。値段も手ごろなものからあり、買わずとも一日中眺めて回っても面白い。聞いたこともない鉱物に会えることもある。僕にとっては、手のひらほどの小さな結晶を値切って買うのがいつもの楽しみだ。
 さて、購入した鉱物はルーペで拡大してみると一層面白いのだが、ルーペでの観賞は片目になる。両目でステレオ視したら面白いだろう、ということで拡大したステレオ写真を作ることにした。これにはフィルム一眼レフを使い、接写リングに標準レンズをリバースで取り付け、特に倍率を大きく設定した。慎重にフォーカスをあわせ、1枚目を撮影したら鉱物をわずかに横にスライドしてもう一枚を撮る。これで視差のある左右画面が撮れたはずである。スライドの幅はテキトウだ。
 現像してマウントにセットすると、実に自然な感じで立体視できるではないか。鉱物結晶を拡大してステレオ観賞するのはオモシロイ。こんなものがどうやって作られたのか。地底というのは本当に神秘の世界である。ステレオ観賞はオモシロイが、写真だといろいろな角度で見られない不満が出てきた。やっぱり実体顕微鏡が必要かな。

化石.jpg
 △ミネラルフェアの化石ブース 
鉱物1.jpg

投稿者 sekiguchi : 2010年05月07日 10:00


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