STEREO CLUB TOKYO

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④ベルギーといえばビール

 ブリュッセルの大広場、グラン・プラスにつながる路地には、軒にテーブルを並べた飲食店がひしめいている。夕闇が迫ると、この辺りが一段とにぎやかになる。テーブルに客が付き出すと、活気が出てくるのだ。
 こういった歴史のある通りというのは、照明も落ち着いていて、なかなか良い雰囲気。ネオンギラギラ、昼間のように蛍光灯やらハロゲンランプで照らす、というのではマッチしないのだ。照明というのは色味をちょっと変えただけで雰囲気が大きく変わる。その場所に最適な照明というのは自然に決まってゆくのだろう。もし、新宿の繁華街がここと同じような照明だったら・・・怖くて誰も寄り付かなくなるかも。
 訪れたのは初夏にさしかる時期だったので、アスパラガスをメインにした料理をいただいた。ベルギーに限らず、この季節はどの国も旬のアスパラガスを食べるのだ。日本で言えば、たけのこのようなものか。
 このほか、貝類の料理もなかなかにおいしい。ただし、貝類はアタるとかなりきつい。生に近いような料理は用心したほうがい。過去に当たりを引いた人を何人も知っている。酒は消毒にならない。
 欧州で酒といったらワインを連想する人も多かろうが、この国ではビールを第一にお薦めしたい。日本では琥珀色で透明なピルスナータイプばかりだが、ベルギーには多種多様な味わい深いビールが語りつくせないほどあふれている。酵母が生き、ビンに詰められてからも醗酵を続けている、なんてものまであるのだ。
 そんなわけで、良い雰囲気の中でおいしい料理と最高に旨いベルギービールを堪能させてもらった。ここも日本より高緯度にあり、闇が空を包み込むのはゆっくりと進む。宴の声はいつまでも通りにこだましていた。(つづく)

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投稿者 J_Sekiguchi : 2011年12月01日 10:00


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