STEREO CLUB TOKYO

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レンズバージョンについて

 リアリストのレンズバージョンは全部で7種類ある。それは次の通りになっている。ただし、リアリスト45や、マクロリアリストは除いている。
1041シリーズ
 ①ILEX PARAGON ANASTIGMAT 35mmF3.5
 ②DAVID WHITE ANASTIGMAT 35mmF3.5
 ③同上で、GERMANYの刻印が追記してあるもの
1042シリーズ
 ④Kodak Ektar 36mmF2.8(誤記ではなく、これだけ36mm)
 ⑤DAVID WHITE ANASTIGMAT 35mmF2.8
 ⑥同上で、GERMANYの刻印が追記してあるもの
1050シリーズ(Realist CUSTOM)
 ⑦Realist MATCHED 35mmF2.8

 最も初期に発売されたのが①で、1947年のことである。続いて1950年前後に②と④が相次いで発売され、これらに置き換わる。この後、数年の間に巻き上げ機構の変更や、多重露光防止機構の追加がなされている。GERMANYの刻印のある③と⑥はどの時期に現れたかは不明だが、レンズの内容や供給元は刻印の無いものと同一であるという見方が強い。最終的にF2.8モデルの1042はCUSTOMへと切り替わるが、F3.5モデルの1041も平行して販売され、どちらも1970年代始めまで作りつづけられていた。
 では、それぞれの特徴について紹介しよう。

投稿者 sekiguchi : 2004年11月21日 03:07


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