STEREO CLUB TOKYO

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②まずはお散歩

 さて、まずは凱旋門まで行ってみよう。泊まったホテルから5分ほど歩くと、凱旋門につながるグランド・アメル通りに出た。凱旋門まで真っ直ぐに伸びた通りで、この道の横断歩道に立つと、遠くに凱旋門がこちらを向いている。
 地図を見ると、凱旋門から12の通りが放射状に延びている。今立っている場所から凱旋門をはさんで反対側に伸びるのが、有名なシャンゼリゼ大通りである。12の通りが集まるロータリーの真ん中に門がある、という感じだ。
 さて門まで並木の歩道をのんびり歩く。隣の車道は信号が変わるたび、間欠泉のように車の列が走り抜けてゆく。それも、石畳の道をけっこうなスピードで走り抜けてゆく。石畳のせいだろうか、ゴトゴトとタイヤが鳴っている。
 ようやく凱旋門の前までたどり着くと、門の周りを車道が囲んでいる。それも、けっこうな交通量だ。道幅も広いのだが、どうにも車線がはっきりしていない。眺めていると、混雑した中を割り込んだりぶつかりそうになったり。危なっかしいことこの上ない。もしパリに住むようなことがあっても、車の運転だけは馴染めない。そんな気がしてくる。
 こんな状況だから、車道を渡って門にたどり着くということは不可能。やったらたぶん、轢かれて死んでしまう。ハンドルを持つと性格が変わるというのは、日本に限ったことではないよなぁ。石畳を蹴るタイヤの音が、そう感じさせる。
 さて、どうやって門のところまで行くのだろう?不思議に思っていると、地下道に続く階段からたくさんの人々が上がってくる。いろいろな国の人々がいる。子供たちがはしゃいで駆け上がってくる。たぶん、ここを通ってゆくのだろう。
 地下道の通路を歩いてゆくと、距離的に門の真下かな?というところでチケット売り場がある。なるほど、ここから上がるのだろう。でも、チケットを買わずとも地上に出られるではないか。訝しがりながらも外に出てみる。(つづく)

凱旋門3.jpg

凱旋門2.jpg

投稿者 J_Sekiguchi : 2012年01月12日 10:00


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