STEREO CLUB TOKYO

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ビュアーのお尻

 各種バックライトビュアーの筐体は、どれもモナカのように上下が分割されて、乾電池や豆電球の交換、メンテナンスができるようになっている。これをよく見ると、お尻の方に切り欠きがあるものが。はじめは気にもしていなかったのだけど、レッドボタンビュアーに切り欠きの穴が開いている。TDCビュアーにも切り欠きの穴が開いている。おや、デルタステレオビュアーにはないね。
 この切り欠き穴、なんだろう。製造時に樹脂を流すときの金型の入り口かな、とか、上下がくっついちゃったときにドライバーを突っ込んでひねる穴かな、とか。ろくな理由じゃないね。そんな理由じゃなく、もしかして何かのアタッチメントを取り付けるのでは?
 ちょうど電気のコードが通る大きさの穴だから、乾電池ではなくACアダプターのようなものが用意されていて、そのための穴なんじゃないか。そんなACアダプターがあったならebayのステレオカテゴリーを監視していれば何かが引っかかるはず。そう思って長らく監視したが、専用のものは出てこなかった。個人が勝手に工夫して取り付けたACアダプターは確かにあるみたいですが。
 そういうものがあるなら自分でもやってみようと思ったのが、ちょっと容量の大きなACアダプターにワニグチクリップを取り付けたもの。これについてはレッドボタンの改造として過去ログに記載したものがありますのでそちらを参照してください。
 この他にもをよく観察すると、三脚ねじ穴が付いている。ねじ穴部品は真鍮の削りだしパーツで美しく金色に輝いている。熱硬化性のベークライト樹脂の中に成型と同時に埋め込まれたもの。はて、なんで三脚に取り付けられるようになっているのか。
 発売当事もそのように使っていたかわからないけど。このねじ穴に小さな三脚をセットします。これをテーブルに置き、覗きやすいように三脚雲台の確度を調節すると、すごく使いやすくなる。据え置き型のビュアーに変身だ。ただ、覗き込んでいる間、バックライトのボタンを押し続けなければならないところがわずらわしい。そんなのも電源コードを工夫すればいいハナシなんですけどね。


投稿者 J_Sekiguchi : 2016年07月28日 10:00 | コメント (0) | トラックバック

晴天のナズナ

空き地の雑草なんて撮ってもオモシロくないかもしれませんけど。
ステレオで撮るとそれなりにオモシロくなります。え?そうでもない?
晴天のときは、白い花だと露出過多になりやすい。ストロボの光量を1/16にします。
それから、遠くにある背景は、黒くつぶれるようにしないとステレオ視したときに目障りになります。


マクロ専用ステレオカメラ(自作) / Kodak EPP

クリックすると大きな画像が出ます。交差法でご覧下さい。

投稿者 J_Sekiguchi : 2016年07月21日 10:00 | コメント (0) | トラックバック

簡易ビュアー

 僕の手元にプラスチックでできた簡単なビュアーがいくつかある。これは米国のショップ「Reel-3D」で買ったもの。立体写真に関する商品をインターネット通販で買えるお店で、店主も親切、とてもいいお店だった。閉店されて何年も経つ。お世話になった。
 この簡易ビュアー、‘50年代のものではなく、ごく最近のもの。とはいえ10年ほど前のもので、今ではもう製造していない。1個数百円だったと記憶しているのだけど、ステレオクラブの作品展示のために30個ほどまとめ買いした。自然光に向けて覗く簡単なビュアー。レンズもプラスチック、フォーカス調整の機構も目幅調整の機構もない簡単なビュアー。だけど適切な倍率に設定されていて、誰が使っても自然な感じで臨場感のある立体観賞ができる。リアリストサイズもヨーロピアンサイズも使えるとても良いビュアーなのです。
 その後、いろんな人に僕が撮ったステレオ写真とセットにプレゼントしたので今ではほんの少ししか手元に残っていない。プラスチックの単玉レンズの割には収差も気にならずによく見え、いかにもお安い感じだから受け取ってもらうほうにも抵抗がなく好評でした。バックライトがなくても、普通の部屋の中の蛍光灯のほうに向ければ明るい白色光で観賞できます。このビュアー、本当にいい。
 バックライトのあるレッドボタンビュアーなどは重く、覗いている間はボタンを押しておかないといけないなど、機能がいろいろ付いている割には面倒だ。日常使うには簡易ビュアーのほうがいい。実は、僕が立体写真の沼に嵌ったのはこのビュアーを手にしたときだった。それでも、立体写真のひみつを探る僕にとって、専用のビュアーがプラスチック製では何ともイバリが効かない。そんなわけでレッドボタンビュアーを手に入れ、改造をしてあれこれ工夫をしているという流れになっている。だけど立体写真を楽しむには本当にこれだけあればいい。
 プラスチック製の簡易ビュアーは簡単で無駄が無い。唯一改善をすべきところといえば、ホコリが内部に入ると取れにくい。掃除用の分解ができればいいのにと思う。レンズが曇ったからといって強く拭くとレンズが外れて奥に落ちてしまうこともある。まあそれもご愛嬌。

投稿者 J_Sekiguchi : 2016年07月14日 10:00 | コメント (0) | トラックバック

続 クローバーとミツバチ

飛んでいるミツバチの瞬間を切り取るのってほんとうにおもしろい。
この写真も次の花に飛び立つ瞬間を撮ったものですが、今にもこの花に向かっているように見える。
どうやら、飛び立つ瞬間はバックで、その後すぐに方向転換するようなのです。前に向かって飛び立たない。
昆虫の専門家サンにそれは違うと言われそうですが、撮っているとそうなんじゃないかと思うんです。

ところで、これは西洋ミツバチなんでしょうかね。
いったいどこから飛んでくるのやら。養蜂家もいないような所でも暮らしていけるのかな。


マクロ専用ステレオカメラ(自作) / Kodak EPP

クリックすると大きな画像が出ます。交差法でご覧下さい。

投稿者 J_Sekiguchi : 2016年07月07日 10:00 | コメント (0) | トラックバック