STEREO CLUB TOKYO

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守礼門

那覇空港からゆいレールに乗って、終点が首里城です。
ここに守礼門があります。全体を画面に入れるには、立体写真としては厳しい距離。。。
記念撮影の人たちを構図に入れさせてもらって何とか立体感を。。。よくある工夫。。。

Stereo Realist F2.8 / Fujifilm RVP 100

クリックすると大きな画像が出ます。交差法でご覧下さい。

投稿者 J_Sekiguchi : 2017年10月26日 10:00 | コメント (0) | トラックバック

ステレオカメラ・カタログ

 ステレオカメラを網羅したカタログというものがあったらいいのに。今でも、ネット情報を検索して得られる、フィルムを使うステレオカメラの情報は限られている。リアリストのような量産されたカメラの情報はある程度手に入るものの、その他のものになるとぐっと情報が少なくなる。
 僕がリアリストを手に入れた1998年頃、ステレオカメラの情報を探っていると、日本より海外の方がステレオカメラの愛好家が多く、またマニアック度が高い人達がいるという事がわかってきた。その中でも有名な一人がドイツのWerner Weiser氏。彼は自分でステレオカメラのカタログを作っている。「STEREO CAMERAS SINCE1930」この本には各種ステレオカメラのどこよりも詳しいスペック、製造年、おおよその製造数など充実した情報が載っている。
 ページをめくっていくとDrimonというカメラが載っている。日本製。はて?・・・よく見ればドラえもん。バンダイがドラえもんの秘密道具の一つというコンセプトで販売した、110フィルムを使うステレオカメラだ。こういうものまで収録されているとは。
 ドラえもんはともかく、使ってみたい気になるカメラが、表紙を飾っているキルフィット・ステレオ。ビューファインダーが大きくて使いやすそう。下側の窓は距離計かな。パーツの配置から想像すると、他のカメラとは全く異なるコンセプトでデザインされているに違いない。この辺りは実物を触ってみなければわからない。あるいは分解して内部を・・・。
 なんと残念なことに、この本によるとおおよその製造数は6だそうである。単位は台。6台。これでは手に入れるのはまず無理だ。現物さえお目にかかれるかどうか。きっとどこかの博物館にでもあるのだろう。そう、海外の。
 珍しいカメラは諦めるとしても、Werner Weiser氏の本は改定もされていて、今でもebayで手に入れることができる。


  
△ドラえもん(笑)

投稿者 J_Sekiguchi : 2017年10月19日 10:00 | コメント (0) | トラックバック

ゆいレール

那覇空港から那覇市内へは「ゆいレール」が便利です。
ステレオ写真は遠景が苦手です。立体感が薄くなっちゃうんだよね。。。
という見本。。。と思って見てみて。。。

Stereo Realist F2.8 / Fujifilm RVP 100

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投稿者 J_Sekiguchi : 2017年10月12日 10:00 | コメント (0) | トラックバック

ステレオカメラの資料

 僕がステレオカメラを手にしたきっかけとなったのが、「カメラレビュー クラシックカメラ専科 No.27」(朝日ソノラマ)だ。カメラレビュー誌は特集としてその時々のテーマを深く掘り下げているのでなかなか面白い。ステレオ特集となるNo.27はステレオワールドと題して1993年12月に発行された。ステレオ以外の記事も載っているが、約70ページに立体写真撮影と鑑賞に関わる情報が凝縮されている。
 この本の凄いところは、単なるメカの紹介としてカメラ情報を載せているのではなく、立体写真の原理から各種撮影方法、鑑賞のしかたまで詳細に記述されていること。これ一冊あれば、立体写真をどのように楽しむか、という自分なりのスタイルをデザインすることができる。
 僕はこの本を熟読して、まずはリアリストフォーマットのカメラとビュアーを買って、ステレオスライドで鑑賞、ゆくゆくはマクロ撮影にも挑戦、6×6フォーマットは余裕ができてからかな、なんて考えた。この本をカバンに忍ばせて、新橋、銀座界隈の中古カメラ店を巡った頃を思い出す。
 中古カメラ店で手に入るステレオカメラはこの本に網羅されていて、基本的なスペックも紹介されているから、どれを買うかはこの本の情報でおおよそ絞り込んでおいた。シャッタースピードの範囲が充実していて、距離計連動で、リアリストフォーマット。こうして絞り込むと、リアリスト、リベア、ウォーレンサック、ビビッド、カラリストⅡ、エディクサⅢA、キンダー、アルペンの8種類。あれ?、後から気付いたけど、この本にはラピッドが載ってないですね。
 それはともかく、国内の中古カメラ店で手に入るものといえば、リアリスト、リベア、ウォーレンサック、ビビッド、カラリストⅡぐらいになる。さらにレンズはF3.5より明るく、という贅沢な絞込みをするとリアリストかウォーレンサックのどちらかになり、価格的にも手に入りやすい方ということでリアリストに行き着く、というわけです。
 僕がステレオ沼にはまったのは、この本の中で数々のステレオカメラを紹介するだけでなく、ステレオ撮影から鑑賞に至るまでのプロセスを書かれた島和也氏のおかげと感謝しています。この本の中にはその他の方々が色々なアプローチで立体写真について語られています。資料価値として第一級と思われる一冊、古本でも手に入る環境の今、一読されてはいかがだろう。


投稿者 J_Sekiguchi : 2017年10月05日 10:00 | コメント (0) | トラックバック