STEREO CLUB TOKYO

Airquiptステレオシアターの改造

 まずはこのビュアーの入手に関するご紹介。僕はebayで手に入れましたが、ケース付き、スライドトレイ1個付きの普通品で200ドル近辺が相場のように思う。これに輸送料が加算。比較的大きな品物なのでちょっと高い。僕は割安の船便で送ってもらったが、到着まで約1ヶ月待たねばならない。取引終了まで時間がかかる船便は、最近の売り手さんには不評のようです。
 通販は安価に手に入るものの事前の現物確認が難しく、ある意味賭けのようなところがある。ビュアーのようなものは、実際に覗いてみて納得したうえで購入したい。国内の中古カメラ屋さんでもたまに入荷することがあるから、そのときはチャンス。
 さて、どのような経路で入手したとしても、古いものだからメンテナンスは必要だ。まず、内部の金属部品。内部には何らかのメッキを施した金属部品が使われているが、これが酸化して粉を吹いたようになっている場合がある。僕のがそうでした。分解すればきれいにできるけど、分解にはちょっと面倒な構造。壊したくないので、開口部からアクセスできる範囲でクリーニング。電気の接点関係が正常に機能していればまずは大丈夫。光学系はユニットが外れ、単純な構造なのでてクリーニングが簡単。
 もう一つ、劣化しやすいのが鏡だ。曇っていたり、傷があるのは当たり前と考えていい。これを交換するには普通の鏡ではダメ。一般的な鏡はガラス板の裏面にアルミ蒸着されていて、表のガラス面でもわずかに反射するので画像が二重に見えてしまう。表面鏡と呼ばれる、鏡の表面のみで反射する鏡が必要だ。こういったものは入手が難しいと思いきや、万華鏡の自作用に安価に市販されている。これをガラス切りでちょうど良い大きさにカット。交換は面倒だから、古い鏡の上に両面テープで貼り付ければ簡単。
 最後に光源の改造です。電球なので色味が赤い。これをいつものように色温度変換のゼラチンフィルターで改善。画面の光ムラもなくすため、乳白色のプラスチック板にフィルターを付けてセット。僕はゴム磁石を使って光源の金属枠に取り付けました。


▲青く塗ったところが色温度変換フィルター

投稿者 J_Sekiguchi : 2016年09月08日 10:00 | コメント (0) | トラックバック

Airquiptステレオシアターの詳細

 このビュアー、スライドチェンジャーを内蔵しているため、一般的なステレオビュアーとは異なり、銘菓ひよ子のような姿をしている。はじめて見たときは何だこれと思ったんだが、これがなかなか良くできている。光学系はレッドボタンビュアーと同様、目幅調整とフォーカス調整ができる。レンズの倍率も見え具合も、その他のビュアーとだいたい同じ。ただ一つ、変っているのはこのレンズユニットを外してみると工夫が現れる。フォーカスノブをいっぱいに回せば、レンズユニットが本体から外れます。
 レンズユニットを外した本体の開口部には、その他のバックライトビュアーと同様、豆電球がセットされていてその周りをお椀型の反射板が囲んでいる。特徴的なのは、その間に鏡が置いてある。はて、なんでこんなところに鏡があるのでしょう。
 そのひみつは図を見ていただきたい。操作レバーを押し込むと下側からスライドが押し出されるしくみがあり、同時にバックライトが点灯する。ライトとスライド、光学系を結ぶ線を途中で鏡を使って折り曲げているのだ。折り曲げずに直線のままで光学系を配置すると、覗き口とスライドトレイが近くなり、使いにくいと考えたのかな。なかなか面白いアイデア。使いやすい配置になっている。
 ただ、この配置だと鏡で画像が反転されるので、スライドを裏から観賞することで正像を観賞できるようにしている。そのため、スライドトレイへのセット方法は、一般的な映写機で上下さかさまに差し込んでゆく要領ではなく、上下はそのままに、表面を正面にして順に差し込んでゆくことになる。このトレイセット方法はとても単純で、これも使いやすさにつながっている。
 トレイには24枚のスライドをセットできる。36枚撮りフィルム一本でリアリストサイズのスライドは29枚作れるから、もうちょっとトレイを大きくすれば良かったのにとも思う。ただ、トレイを大きくすると、本体の大きさもその分大きくなるから、このビュアーの設計者はそんなところの葛藤の末、仕様を決めていったんじゃないか。

投稿者 J_Sekiguchi : 2016年08月25日 10:00 | コメント (0) | トラックバック

Airquiptステレオシアター

 ステレオスライドを観賞していて面倒だなあと感じるのがスライドの出し入れ。観賞中、次のスライドに差し替える作業がわずらわしい。そこいくとビューマスターのシステムはやっぱり秀逸だ。1枚のリールに7ペアと少ないながらレバー一つで連続切り替えができる。このレバー一つでというところが大事。ビュアーを覗いたまま、画面が切り替わるワクワク感は大きい。
 これがリアリストなどのスライドになると、ビュアーに差し込むときにどんな内容かがあらかじめわかってしまう。これはイカンですな。もし、デジタルカメラ時代ならではのデジタルビュアーが登場したならば、ボタン一つでいくつもの画面が切り替わる。こんなシステムにして欲しい。それこそがパーソナルユースの立体写真として必要なことだと僕は考えている。ビュアー無くしてヒット無し。
 さて、リアリストスライドの世界でも連続したスライドをセットできるビュアーがある。ハンディタイプのビュアーにスライドトレイを載せたエアロビューとかいう製品。なかなか良さそうなんだけど、あまり流通しなかったのかebayにも稀にしか登場しない。登場しても、故障しているとか、トレイが紛失している。というわけでまだ手に入れていない‘50年代の製品です。
 もう一つはこれに比べて入手しやすいAirquiptステレオシアター。Airquiptというのはスライドプロジェクターなどを専門に作っていた米国の会社。今はもう存在しません。こちらは比較的売れたようで、ebayを丹念に監視していると見つけることができる。
 据え置き型のビュアーで、専用のスライドトレイを使う。ちょっと大きな製品で、いかにも‘50年代の製品といった感じの収納箱が付いている。購入するときはこの箱があるものがお勧め。箱に入れると中ぐらいの猫ぐらいの大きさです。棚に収まる感じはまさに中ぐらいの猫。でも、この箱があるとビュアーがホコリにならないので快適。でも、うっかり箱を裏返しにしていたりするといつの間にか猫が入って毛だらけにすることがあるかもしれないので注意しよう。ビュアー本体の詳細については次回紹介いたします。

投稿者 J_Sekiguchi : 2016年08月11日 10:00 | コメント (0) | トラックバック

ビュアーのお尻

 各種バックライトビュアーの筐体は、どれもモナカのように上下が分割されて、乾電池や豆電球の交換、メンテナンスができるようになっている。これをよく見ると、お尻の方に切り欠きがあるものが。はじめは気にもしていなかったのだけど、レッドボタンビュアーに切り欠きの穴が開いている。TDCビュアーにも切り欠きの穴が開いている。おや、デルタステレオビュアーにはないね。
 この切り欠き穴、なんだろう。製造時に樹脂を流すときの金型の入り口かな、とか、上下がくっついちゃったときにドライバーを突っ込んでひねる穴かな、とか。ろくな理由じゃないね。そんな理由じゃなく、もしかして何かのアタッチメントを取り付けるのでは?
 ちょうど電気のコードが通る大きさの穴だから、乾電池ではなくACアダプターのようなものが用意されていて、そのための穴なんじゃないか。そんなACアダプターがあったならebayのステレオカテゴリーを監視していれば何かが引っかかるはず。そう思って長らく監視したが、専用のものは出てこなかった。個人が勝手に工夫して取り付けたACアダプターは確かにあるみたいですが。
 そういうものがあるなら自分でもやってみようと思ったのが、ちょっと容量の大きなACアダプターにワニグチクリップを取り付けたもの。これについてはレッドボタンの改造として過去ログに記載したものがありますのでそちらを参照してください。
 この他にもをよく観察すると、三脚ねじ穴が付いている。ねじ穴部品は真鍮の削りだしパーツで美しく金色に輝いている。熱硬化性のベークライト樹脂の中に成型と同時に埋め込まれたもの。はて、なんで三脚に取り付けられるようになっているのか。
 発売当事もそのように使っていたかわからないけど。このねじ穴に小さな三脚をセットします。これをテーブルに置き、覗きやすいように三脚雲台の確度を調節すると、すごく使いやすくなる。据え置き型のビュアーに変身だ。ただ、覗き込んでいる間、バックライトのボタンを押し続けなければならないところがわずらわしい。そんなのも電源コードを工夫すればいいハナシなんですけどね。


投稿者 J_Sekiguchi : 2016年07月28日 10:00 | コメント (0) | トラックバック

簡易ビュアー

 僕の手元にプラスチックでできた簡単なビュアーがいくつかある。これは米国のショップ「Reel-3D」で買ったもの。立体写真に関する商品をインターネット通販で買えるお店で、店主も親切、とてもいいお店だった。閉店されて何年も経つ。お世話になった。
 この簡易ビュアー、‘50年代のものではなく、ごく最近のもの。とはいえ10年ほど前のもので、今ではもう製造していない。1個数百円だったと記憶しているのだけど、ステレオクラブの作品展示のために30個ほどまとめ買いした。自然光に向けて覗く簡単なビュアー。レンズもプラスチック、フォーカス調整の機構も目幅調整の機構もない簡単なビュアー。だけど適切な倍率に設定されていて、誰が使っても自然な感じで臨場感のある立体観賞ができる。リアリストサイズもヨーロピアンサイズも使えるとても良いビュアーなのです。
 その後、いろんな人に僕が撮ったステレオ写真とセットにプレゼントしたので今ではほんの少ししか手元に残っていない。プラスチックの単玉レンズの割には収差も気にならずによく見え、いかにもお安い感じだから受け取ってもらうほうにも抵抗がなく好評でした。バックライトがなくても、普通の部屋の中の蛍光灯のほうに向ければ明るい白色光で観賞できます。このビュアー、本当にいい。
 バックライトのあるレッドボタンビュアーなどは重く、覗いている間はボタンを押しておかないといけないなど、機能がいろいろ付いている割には面倒だ。日常使うには簡易ビュアーのほうがいい。実は、僕が立体写真の沼に嵌ったのはこのビュアーを手にしたときだった。それでも、立体写真のひみつを探る僕にとって、専用のビュアーがプラスチック製では何ともイバリが効かない。そんなわけでレッドボタンビュアーを手に入れ、改造をしてあれこれ工夫をしているという流れになっている。だけど立体写真を楽しむには本当にこれだけあればいい。
 プラスチック製の簡易ビュアーは簡単で無駄が無い。唯一改善をすべきところといえば、ホコリが内部に入ると取れにくい。掃除用の分解ができればいいのにと思う。レンズが曇ったからといって強く拭くとレンズが外れて奥に落ちてしまうこともある。まあそれもご愛嬌。

投稿者 J_Sekiguchi : 2016年07月14日 10:00 | コメント (0) | トラックバック

TDCビュアーの改造

 TDCビュアーのバックライトも豆電球を使っているので、画面がかなり赤味に偏っている。これも今まで紹介してきた方法と同じように拡散板と色温度変換フィルターを入れて快適な白色光ビュアーに改造可能だ。オリジナルのビュアーを削ったりせず、両面接着テープで貼り付けるだけの加工だからいつでもオリジナルの状態に戻すことができる。あとで困る接着剤などは使わない。
 とまあ、改造に関しては過去の記事を参考にしていただければだいたいお分かりいただけるだろう、これでは話が終わってしまう。
 さて、何でバックライトはどれもこれも豆電球システムなんだろう。僕はこれに前々から疑問に思っている。明らかに不自然に赤色に傾いている光源で観賞する、これで楽しめたのだろうか。もしかして、タングステンタイプのフィルムをデイライトで使って、青味の強いスライドで観賞していた、そんなことはないよね。豆電球なんか使わなくても、白色の光源を取り入れる方法は昔にもあったはず。
 ビューマスターのビュアーを思い出してください。誰もが手にしたビュアーは豆電球なんか使わず、外の光にかざして見る簡単なものだった。昼間の窓辺には自然な白色光があふれている。手間のかかった、豆電球を仕込んだビュアーなんか無くても、明るいほうに向ければ自然に観賞できるビュアーが作れたはず。技術的にも、当事の材料環境的にも難しくは無かったはず。じゃあ何で豆電球?
 ここからは僕の勝手な推測です。理由①として、1950年代はまだ蛍光灯普及の黎明期で、一般家庭では白熱電球の照明器具が当たり前だった。なので豆電球のバックライトでも違和感がなかった(ほんとかな)。理由②として、廉価なビュアーより、カメラとセットにした付加価値の高いビュアーを販売したほうが売上は伸びる。ソフトとしてステレオスライドを提供する予定はないから、ビュアーを買う人はカメラを買う人。高いほうを売っておけというメーカー側の販売戦略(これはあるかも)。理由③として、ユーザーの立場からすれば、夜中にこっそり一人で観賞してニヤニヤしたいのだからバックライトは付けておいて欲しいというもの。さて、本当のところは何でしょうね。

TDCはベルハウエルの傘下だったことがわかりますね。

投稿者 J_Sekiguchi : 2016年06月30日 10:00 | コメント (0) | トラックバック

TDCステレオビュアー

 TDCというのはThree Dimension Companyの頭文字だということなので、それに更に「ステレオビュアー」と付けるのはとってもくどい気がしております。それはともかく、TDCのカメラといえばステレオビビッド。赤瀬川師匠が著書で取り上げたことから一躍人気になった、とてもかっこいいカメラでございます。だけどTDCのステレオカメラはこれだけじゃない。ドイツの銘玉ローデンシュトックのレンズを採用しているカラリストがある。カラリストにはⅠとⅡの2種類があるのだけど、この二つはビビッドとは似つかないデザイン。
 ということはビビッドとカラリストは違うデザイナーで企画されたはず。では、ステレオビュアーはどうかというと、これもビビッド、カラリストのどちらとも似つかわしくないデザイン。全体が黒いベークライトで作られていて、リアリストビュアーよりも扁平な感じ。なんとなく近未来感を取り入れたような感じもあり、バックライトのスイッチ(押しボタン)を飾るTDCのロゴはビビッドのそれと同じ。ということは、デザイナーは別かもしれないけどビビッドの発売に合わせて企画されたビュアーなのかな、と考えてみたりもする。
 ビュアーの機能性能としてはリアリストのレッドボタンとよく似ている。どちらもピント調節機能として視野レンズの位置をダイヤル操作で前後できるし、左右レンズの幅もダイヤル操作で調整できる。バックライトは単1電池を2本直列に使って豆電球を灯す方法。スイッチは押しボタンになっていて、ボタンを押している間、バックライトが点灯する方式だ。乾電池の並べ方がレッドボタンと異なるため、扁平なデザインになっているが、視野が幅広になっているわけではなくリアリストサイズに対応したマスクになっている。
 ビュアーで大事なのは倍率と収差のバランスがちょうど良いこと。ある程度の倍率と視野を確保しつつ、気にならない程度の歪曲に抑える必要がある。球面レンズの時代の製品だから製造者側にとっても難しい課題であったに違いない。レッドボタンビュアーと並べて見比べると・・・あれあれ。どちらも同じような倍率ですね。見え方もほぼ同じ。どちらを選ぶかはお好み次第というところ。


投稿者 J_Sekiguchi : 2016年06月16日 10:00 | コメント (0) | トラックバック

デルタステレオビュアーの改造

 リアリスト・レッドボタンビュアーの改造で紹介したとおり、バックライトの赤味を補正するには色温度変換フィルターを組み入れれば快適な白色バックライトに変身する。デルタステレオビュアーは他のベークライトで作られたビュアーに比べ、とても軽く作られている。アルミボディならではの特徴だ。だが、大きな単1電池を2個入れるとせっかくの軽量ボディの恩恵も薄れてしまう。
 では、ここで色温度補正と軽量化の両方を狙った改造をしてみよう。僕の改造コンセプトは、基本的にオリジナルの部分を切ったり削ったりはせず、オリジナルの状態に戻すことができることを前提にしている。まず、軽量化のために軽い電池に変更してみよう。
 カメラ用の電池として普及したリチウム電池、CR123Aを使ってみる。これ一つで3Vの電圧が得られる。小さく軽いが容量は大きい。ビュアーにセットするため、プラスチックのフィルム容器を加工して電池ホルダーを作ってみた。
 このまま豆電球を使うのもどうかな、ということで、ここは白色LEDに変更だ。豆電球の口金部分を取り出し、ここに4個のLEDを取り付ける。LEDは収束した光線がでるので画面を均一に照らすには不向きなのだ。ビュアー内部の反射版にうまく光が当るようにLEDの向きを工夫する。それでも画面に明るさのムラが出てしまうので、スライド差込部分の背面に白色の拡散版を入れてみた。白色LEDだと若干青味がかった感じになることがあるが、これを補正するため、薄い黄色のゼラチンフィルターを拡散版のところに組み入れている。
 LEDを点灯させる回路だが、電流を制限する機構が必要だ。そうしないとLEDが急速に劣化してしまう。1個のLEDなら間に抵抗を入れた回路でもいいが、複数のLEDを点灯させる場合は、こんな簡単な回路ではだめなのだ。今回は手を抜いたので、順番にLEDが劣化してゆくのがわった。そんなわけで、軽くて明るい白色光ビュアーの実現を目指して改造をしたものの、電気回路の工夫が必要ということで長らく放置することになった。軽量化は諦め、そろそろオリジナルの豆電球に戻してブルーのフィルターを入れようかな。

投稿者 J_Sekiguchi : 2016年06月02日 10:00 | コメント (0) | トラックバック

デルタステレオビュアー

 1950年代に販売されていた数々のステレオカメラのすばらしいところは、それぞれのメーカーがカメラとセットでビュアーを販売していたというところ。リアリストにはリアリストのブランドの、デルタステレオにはデルタステレオブランドのビュアーが販売されていた。米国を中心にヒットしたリアリストフォーマットのカメラたちには、概ね同ブランドのステレオビュアーが存在する。
 一方、ヨーロッパを中心に販売されたステレオカメラはリアリストサイズより横幅が広い画面サイズを持つ。ヨーロピアンフォーマットとも呼ばれるこの種のカメラは、フランスのベラスコープF40、旧東ドイツのベルプラスカ、旧ソビエト連邦のフェドステレオが代表的。これらのカメラにはどうも専用のビュアーが用意されていなかったようなのだ。文献などの情報も少なく、ebayの出品物をチェツクしてもこれらのビュアーは発見できない。辛うじてステレオプロジェクター(スライド投影機)はベルプラスカ、フェドに用意されていたようだが。
 リアリストフォーマットに比べ、ヨーロピアンフォーマットのカメラが少ない、つまりはあまり売れなかったのは、やはりビュアーがあったかどうかというところの影響が大きいのではないかと僕は考えている。深読みしすぎですかね。
 さて、デルタステレオのカメラ機構は、以前に紹介したとおり廉価版といった感じ。とても高級という感じではないが、アルミの質感と裏蓋に貼った合皮の質感、インディゴカラーでまとめた姿はなかなか愛らしい。デルタステレオのビュアーも同じようにアルミの質感を活かし、カメラと同じカラーで統一されていてこちらも愛らしい。筐体の後ろ面にはバックライト点灯のスイッチが鎮座している。
 単1電池を2本使って豆電球を点すバックライトの方式は他のビュアーと同じ機構だ。感心するのはフォーカス調整と目幅調整ができ、それぞれのダイヤルが並んで配されたデザイン。でっぱりが無く、なかなか秀逸。レンズは単玉のようだが収差も気にならず、適度な倍率と視野を提供してくれる。この時代の豆電球バックライト、画面が赤っぽくなるのでちょっと手を加えてみた。次回紹介。

投稿者 J_Sekiguchi : 2016年05月19日 10:00 | コメント (0) | トラックバック

ビューマスター

 いわゆるリアリストサイズのステレオスライドを観賞するビュアーを紹介する前に、ビューマスターについておさらいしておこう。ビューマスターはリアリストサイズよりずっと小さな画面のステレオスライドがセットされた円盤を、専用のビュアーを使って立体観賞するシステムである。優れているのは、円盤には7組のスライドペアがセットされていて、ビュアーのレバーを操作するだけで次々画面が切り替わる。
 円盤はビューマスターリールといい、主にソフトウエアとして量産されたものが大量に販売されていた。それは観光名所の風景だったり、子供向けの童話やアニメーションを題材にしたものなど。個人で撮影ができる専用カメラと、自分でリールにスライドフィルムをセットできるようにする道具も販売されていたが、これらはビューマスターのヒットに続いて個人向けに展開されたもののように思う。
 ビューマスターは1940年代からはじまった。つい最近になっても、米国おもちゃ大手のマテル社がこのシステムを継承した新しい商品を展開するというニュースが出た。21世紀の始めまで、国際空港のお土産物屋にはかならずビューマスターのビュアーとリールがセットになって売っていた。ロングセラーであると共に、莫大な数のビュアーとリールソフトが販売されたオバケアイテムなのだ。リアリストをはじめとするステレオカメラのシステムなんて、ホントちっぽけに見えるぐらいの巨大なステレオ・マーケットを形成していたというわけだ。
 なぜこんなに長く人々に愛されたのか。それは何より、ビュアーを覗くと立体映像が、臨場感あふれる画像が、日常では経験できない見たことのない景色が広がるのだ。わくわくする映像を自分独り占めにして観賞できる。この独り占めというところが大事ね。
 ビューマスターの成功は、簡易な、安価なビュアーでありながら、感動を与えるのに十分な性能を持っていたというところだ。21世紀になってデジタルのステレオカメラが登場したが、残念なことに収束してしまった。僕はこう考える。デジタルのシステムは、ビューマスターシステムのようなビュアーを用意しなかった。ビューマスターのようなデジタル化したビュアーがあればどんなにヒットしたことだろう。


投稿者 J_Sekiguchi : 2016年05月05日 10:00 | コメント (0) | トラックバック

ビュアーに始まるステレオ沼

 立体写真で面倒なのは、観賞にビュアーが必要なところ。これが一般の写真と違うところで、万人が楽しむ妨げにもなっている。ビュアーを使わなくても写真を並べて裸眼立体視する方法があるが、眼球の筋肉にありえない緊張を強いる方法なのでとても疲れる。やっぱり立体写真を楽しむには避けて通れないビュアー。だけど覗くと視野いっぱいに広がる、すばらしい立体映像を提供してくれる道具でもある。
 というわけで、大人数で観賞するときに使うプロジェクター方式は別として、パーソナルユースとして立体写真を楽しむための必需品、ステレオビュアーについて再びひみつを探ろうと思う。自分で撮って、自分でステレオスライドに仕上げたものを、一人でニヤニヤこっそり観賞できるすばらしい装置、ステレオビュアーである。このすばらしい道具は過去に販売されていたものがいくつかある。
 カメラ雑誌などでステレオカメラについて紹介されることはあっても、このすばらしい装置について解説されたものって意外と少ない。なんとなくですけど、カメラの趣味って釣りと似ているところがあるんじゃないか。撮るまで、釣るまでのプロセスとか道具集めなんかがいちばん楽しい。釣った魚はリリースもしくは食べない。そんなわけでビュアーは刺身包丁と同じで別の世界のものなのかも。
 立体写真の醍醐味は撮った後の観賞にある、というのが僕の持論でしてね。これは実際にビュアーを覗いてみなけりゃわからない。ここんところは実際の体験が全てなので雑誌なんかじゃ伝わらないんだろうなぁ。立体写真沼はビュアーを手にしたときに嵌る。
 僕もこのブログで、リアリストのレッドボタンビュアーについて過去に紹介したことがあるけど、そのほかのビュアーについては触れなかった。レッドボタンビュアーは僕の一番のお気に入りで、入手もしやすい。これを紹介しておけば十分だろうと思っていたのだ。今回、そのほかのビュアーについてもひみつを探ってみようと思う。そうすれば立体写真沼に嵌る人が増えるかもしれない・・・いや、僕は沼に嵌る人が増えればいいなんて思ってはいないですよ。ぜんぜん。ただ、一人でニヤニヤできる装置をご紹介するのみ。ご期待ください。

投稿者 J_Sekiguchi : 2016年04月21日 10:00 | コメント (0) | トラックバック

ビュアーへパワーを投入せよ

 乾電池というのは、得られる電力に比べ、その製造に使われるエネルギーのほうがはるかに大きい。だから電池は便利でも、よく考えて無駄なく使わなければ環境にやさしいとはいえない。ステレオビュアーのバックライトには、単1乾電池を使うものがほとんどだ。使い捨ての乾電池を屋内で使うのはやっぱりもったいない。
 では、家庭のコンセントから得られる電力、昔は電灯線と言っていたこのエネルギーで、まさに電灯を灯してみようというわけだ。豆電球用の電圧に落とすにはトランスを使えばいいのはわかっているが、僕は何度も言うように電気工作が苦手である。100Vの電気を扱う勇気は無い。
 じゃあ、簡単なところでACアダプタを使ってみっか、となったのだけど、電圧は適合しても電流が適合しないと危険らしい。豆電球というのは、意外と大きな電流が流れるらしいのだ。試しに使ったACアダプタでは電流量が足りないらしく、豆電球が蛍のように光っている。この状態はACアダプタにとって負荷が高い状態になっているのかもしれない。
 いろいろ当たってみたが、大きな電流のACアダプタというのはあまり一般的ではないようだ。あるとき、ホームセンターに立ち寄ったら、お買い得品コーナー(早い話が売れ残り)のワゴンの中に、携帯電話専用の充電用ACアダプタが置いてあった。異様に大きいので規格を確認したら、3.0Vの2Aとある。これならいけるかなと思い、いつも使っているクリプトン電球につないだら、一瞬明るく光ってフィラメントが切れてしまった。普通電球の3.0Vに付け替えると、クリプトン電球並みに明るくなった。長時間使ってもACアダプタは異常がないようだ。これなら大丈夫かな。
 というわけで、今はなんとなく不安を抱えながら使っている。いつかのようにバン!!というのは経験したくないものだ。

ACDC.JPG

投稿者 sekiguchi : 2010年03月23日 10:00

白色LED

 以前に、バックライト付ビュアーの色温度を上げる方法について書いた。あれは豆電球の色温度をフィルターを使って補正する、というものだったが光源自体を白色化できればより簡単になる。昔は高価だった白色LEDも、ずいぶんと安価になってあちこちに使われるのを見るようになった。消費電力も少なくて済む。では、これをビュアーに組み込んでみようというのは自然な流れだった。
 実際に組み込んでみると、いろいろと問題があることがわかった。一見明るく見えるLEDの光だが、指向性が強いため、画面の全部を明るく照らすには複数個のLEDが必要になる。もう一つはLEDの色調にばらつきがあること。もともと、白色LEDのベースとなっているのは青色LEDで、この光をモトに蛍光を発する物質を組み合わせて白色になるように構成されている。そのため、やや青みがかった光を発するものがどうしても出てくる。
 もう一つは、LEDといえども大きな電流を流しすぎると発熱する。このあたりの回路設計がどうにも苦手だ。僕は電気工作が苦手なのだ。あれこれやっているうち、LEDが劣化したのかどれも微妙に青っぽい光になってしまった。それでも、デルタステレオ用のビュアーに組み入れた。電池はリチウム電池を使い、もともと軽量なビュアーがさらに軽量になった。
 使ってみるとなかなかいいんだけど、やっぱり青みが気になる。これを補正するには、黄色のフィルターを使う。青と黄色を混ぜたら緑色になるじゃないか、というのは絵の具の場合。光の場合は違うのだ。
 というわけで、結局フィルター補正で白色にした。でもどうしても電気回路がこれで正しいのか気にかかる。いつかのコンデンサのように、いきなりバン!!ってなことにならないだろうか。心配なのであまり使っていない。

白色LED.jpg
▲豆電球の口金にLED4灯をセットした。

投稿者 sekiguchi : 2010年01月22日 10:00

ヨーロピアン・ビュアー

 ステレオフォーマットといえば、パーフォレーション5つのリアリストサイズの他に、ややマイナーではあるがパーフォレーション7つのヨーロピアンサイズがある。ほぼ正方形のリアリストは構図を作りやすく、僕としてはとても気に入っているフォーマットだが、横長画面のヨーロピアンも風景で使うとワイド感があって捨て難い魅力がある。カメラとしてはベルプラスカやベラスコープf40、FEDステレオなどがあるが、ビュアーが入手困難だ。欲しくてもほとんどマーケットに出てこない。手に入ったとしても、レッドボタンほど快適に使えるようなものではないらしい。
 レッドボタンビュアーはヨーロピアンフォーマットには対応していない。ビュアー内部の画面マスクがリアリスト対応のサイズだからだ。横長の画面では左右両端が照らされない。では、このマスクを削って広げてやろう。筐体はベークライトでできているから、ヤスリで削れば手作業でも何とかなる。ちょっと根気がいるけどね。さて、実際にやってみると、実に快適に鑑賞できるビュアーが完成した。画面の隅々までランプで照らされ、くっきりと見える。レンズの視野が十分あるかな?と心配したが何の問題もない。リアリストサイズも今まで通り使える。
 とても有意義な改造ではあるのだけど、オリジナルの姿を変えてしまうのでちょっと抵抗がある。試してみようと思われる方は慎重に作業をして下さい。失敗しても元に戻らないからね(成功しても元に戻らないけど)。
 あれ?このコラムはリアリストのコラムだよね?ヨーロピアンフォーマットのための改造?・・・と思われている方へ。ちゃんとリアリストをヨーロピアンフォーマットに改造するワザも用意している。そのうちご紹介します。お楽しみに。

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投稿者 sekiguchi : 2005年07月31日 23:42

パワーアップビュアー

 さて、だいぶ見やすくなったビュアーであるが、せっかく電球を明るいものに替えたのに他の改良のために画面が暗くなってしまった。もう少し明るくできないか?ビュアー本体内にセットされている白色プラスチックでできた反射板、こいつがもう少し頑張ってくれればいいのに。というわけで選手交代です。白色よりパワーアップするなら銀色です。アルミホイルを貼ったらどうかというと、光のムラが強くなりすぎて、せっかく苦労して入れた白色拡散板の効果がだいなし。もうちょっとマイルドな反射にしたい。というわけでアルミホイルに梨地面を持った透明プラスチックシートをスプレー糊で貼りつけ、アルミのシワを伸ばせば立派な反射板の出来上がり。これをカットしてビュアー内部にセットするのである。梨地面のシートも大きな模型店やホームセンターに行けば扱っている。わざわざ買わなくても、普通に身の回りにあるものでも使えるものがあったりするので工夫して欲しい。
 さて、白色光源といえば白色発光ダイオードがここ数年で汎用品になりつつある。光量の割に消費電力が少なく、懐中電灯にも使われるほどポピュラーになった。ではこれをビュアーの光源に使ったら、というアイデアを実際にやってみた。ビュアーにセットする手間があるが何とか使える。でも問題点も多い。LEDは光束が細いので画面を一様に照らすには向いていない。これを拡散させて画面を十分に明るくするには、4~6個のLEDが必要だった。また、若干青味がかる傾向と、一個ずつの色バランスにばらつきがある。青色に偏ってしまった場合は色温度の補正とは少し違う。この補正にはイエローのフィルターが必要になる。実験では薄いイエローのゼラチンフィルターで白色になった。まあ、こんなことをあれこれやってみるのも楽しい。

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投稿者 sekiguchi : 2005年07月17日 23:27 | コメント (2)

フラット・ライト・ビュアー

 ビュアーの明るさをアップし、色調も調整した。だけど何かものたりない。画面がちらつくのだ。覗きながら目を左右に振ると、画像の後ろで何かの影が動くように見える。なぜかと調べると画面の明るさにムラがあったのだ。豆電球のガラスは素通しなのでフィラメントからの光が部分的に強かったりする。豆電球の光を白い紙に投影すればよくわかる。さて、これを改善するにはどうしたら良いか?
 海外では電球の表面をすりガラス状にして光を柔らかく拡散し、画面のフラット化を図っているものがある。ただ、このような電球は正規の規格品で流通しているのではなく、一部の熱心なステレオ愛好家が手を加えて供給しているのだ。これを手に入れる方法もあるが、電球は消耗品だ。フィラメントが切れるたびに海外に注文し到着を待っていたのではたまらない。ならいっそ、ビュアー本体を改良してみよう。
 画面をフラットにする方法の一つに、スライドのすぐ後ろに光拡散板を置く方法がある。模型店やホームセンターに行くとさまざまな素材でできた白色プラスチックシートが売られている。厚さや色の感じも様々だが、ちょうど良いものが必ず見つかるはずである。薄すぎては効果がないし、厚すぎると光量がダウンしすぎる。試行錯誤で自分の好みに合ったものを探して欲しい。拡散板と言っても板ではなく、書類用ファイルのポリエチレンシート程度の厚さだろう。これをはさみで切り、ビュアーの中に両面テープでセットすれば出来上がり。少々光量は落ちるが、何より見やすくなる。拡散板と色温度変換フィルターを合わせてセットしておけばバッチリだ。色温度を正しく調整しておくとまるで蛍光板のように見える。豆電球で光っているとは思えない出来だ。ただし、拡散板にホコリがつくと目障りなので、日頃の手入れは怠らないように。面倒なことはない、ちょっとブロアーで吹いてあげればいい。
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投稿者 sekiguchi : 2005年07月02日 22:25

ほろ酔いか?夕焼けか?

 レッドボタンビュアーは電池からエネルギーを得ているからどこへでも持って行ける。ステレオクラブの集まりでも、さっと取り出してすぐに鑑賞。レンズは焦点調節とともに目幅の調節もできるから、視力の差、大人子供の別なく誰でも快適に鑑賞できる。便利この上ない。ところが、光源が豆電球だから光が赤っぽい。全ての風景は夕暮れに、全ての人々はほろ酔い加減に見えてしまう。これが最大の欠点である。
 これを改善する最も簡単な方法が電球を交換して明るくすることだ。米国ではレッドボタンビュアーに使えるハロゲン電球が売られているが、国内ではビュアーに合う口金で3Vで使える電球が流通していない。米国で売られているモノは電気の規格は合うが、高さが筐体に収まらないので電球の上下を削る改造がされている。つまりはステレオ専門店のオリジナルというわけ。国内で普通に手に入りやすい明るい豆電球はクリプトン電球だ。これに交換するだけでもだいぶ改善する。
 写真用語で言えば、電球のフィラメント温度を上げることで色温度を上げ、デイライトに近付ける改善だ。でも、これでもまだまだ赤みが残る。日本酒五合だったのがビール大瓶1本ぐらいの顔色には改善された。もう一息なんだけどなぁ。つまりはタングステン光源をデイライト光に変換すればいい。ビュアー用ではないが、撮影用の色温度変換フィルターが売られているので利用しよう。ガラスフィルターは扱いにくいが、ゼラチンフィルターならはさみで切ってビュアー内部にセットすることが可能だ。ブルーのフィルム状のフィルターを両面テープでビュアー内部に貼る。電球の赤味を相殺する丁度良い濃さになるよう、濃度の違うフィルターを重ねて調節する。僕はこの方法で自然に見える光源を手に入れることができた。手間もかかるし金もかかる、という向きには電球を青マジックで塗ってしまうのも有効。でも、加減を間違えて青くしすぎると、血の気のない怪談ビュアーになるのでご注意。

R36.jpg 上がクリプトン球 ・ 下がハロゲン球

投稿者 sekiguchi : 2005年06月11日 02:10

立体写真鑑賞の必需品

 これがないと立体鑑賞できないぞ。鑑賞機材、ビュアーのひみつを探ってみよう。立体写真のビュアーと言えばこれ!と言われるぐらい普及したモデルがリアリスト・レッドボタンビュアー。リアリストにはこの他にホワイト、ブラック、グリーン、ゴールドがある。お、5人そろったな。ゴレンジャーの基地は新宿の地下にあり・・・すまん。話がそれた。色で呼ばれるこれらの名前はスイッチやダイヤルの色に由来する。リアリストにはこの5つの他に、ちょっと小ぶりなハンディビュアーもある。全部で6種類もあるのだ。
 グリーンはコンセントからのACまたは単一乾電池2本、その他は単一乾電池2本を電源とし、光源は白熱電球(豆電球)を使用する。レンズは、ホワイトが単玉の廉価版、ブラックとレッドは2枚張り合わせのアクロマート色消しだ。ゴールドは4枚構成らしいが、これは極めてレアなアイテム。マーケットの流通量と価格、見やすさ、扱いやすさの点から最もお勧めできるのがレッドボタンだ。僕は総合評価で格付けAA+にしたい。構造はシンプルでムダがなく、大事に扱えば末長く使える。レッドボタンは、作られた時期の違いにより、内部にセットされている白色反射板の形状が若干異なるが、性能上の差はない。この反射板を交換したり、さらに見やすくする改造があるのだがこれは後述としよう。
 このビュアーもリアリストのレンズカバーと同じく、ベークライトの筐体を使っている。古いものだからそれなりに汚れているものが多いが、アルコールで拭くと驚くほどきれいになる。汚れが落ちるだけでなく光沢がよみがえってくる。まるで昨日工場から出荷したようにきれいになるからお試しあれ。昨日と言うのは大げさかな。おとといぐらいにはなるよ。さて、次回からはレッドボタンビュアーの改造について紹介しよう。

R37.jpg

投稿者 sekiguchi : 2005年05月29日 23:12